2021.6.14 新着記事「【正しい家計管理やってみた④】1年の予算を組もう!わが家の2021年度予算編成作業を公開!」を掲載しました

【正しい家計管理やってみた①】30代家事夫が実践する「正しい家計管理」とは

みなさんは家計管理をどのようにされていますか?

これまで我が家はいろいろな方法を試してきましたが,いまいちしっくりくるものがなく家計簿をつけて支出を把握することを続けていました。

娘が保育園に通い始めて保育料など出費が多くなってきて、

だい
これじゃいかん!きちんと家計管理の勉強をしよう!

と家計管理に関する本を探して出会ったのが「正しい家計管理」(林聰 著・WAVE出版)という本でした。

現在の我が家の家計管理は正しい家計管理をベースにところどころをアレンジした方法でシステム化しています。

以前のただ家計簿をつけているだけの状態を考えるとかなり進歩したと言えます。

今回は我が家が参考にしている「正しい家計管理」について紹介していきたいと思います。

・正しい家計管理を知りたい方
・家計管理の方法を模索している方
・家計簿をつけてはいるけど何となく不安という方
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「正しい家計管理」のポイント

私が正しい家計管理を読んで「この本を参考にしよう」と思ったのは

  • 家計管理は節約ではなくお金の使い方を考えることが大事という考え方
  • 特別支出を考慮した年間での予算策定・管理のシステム

が目からウロコだったからです。

正しい家計管理の目的

正しい家計管理では家計管理の目的を「自分と家族が、現在も未来も幸せに暮らすこと」としています。

世の中に出ている多くの家計管理の本は、限りあるお金の中で予算を設定し支出を予算内に収めて余剰金を生み出し、その余剰金をもって「貯蓄を増やす」「やりたいことをやる」など人生を豊かにしましょう、というものが多いように思います。

正しい家計管理はスタート地点が違います。

節約により余剰金を生み出すのではなく、まず自分(と家族)にとって価値のあるものが何かを考え、限りある予算を価値あるものに重点的に割り振っていきます。

正しい家計管理の概念図

まず予算の割り振りをする前に行動計画を立て、その行動計画を予算に表現するというやり方です。

そうすると必要なこと,価値あることにお金を集中させ,価値のない支出が除かれた予算が作成されることになります。

だい
この考え方が私にとっては衝撃的でした。

お金の使い方にメリハリができたというか、それまでは楽しいこと(外食や旅行レジャーなど)でも常にお金を気にしながらで全力で楽しめていない自分がいました。

旅行に行くときも何となくお金もあるし大丈夫かなという感じで出かけ,旅行に行ったら行ったでお金使いすぎないようにと気にしながら過ごすという感じでした。

正しい家計管理を採用してからは、自分で価値のあるものとして予算を設けるので気兼ねなく「全力で浪費してやる!」とお金のことは気にせずに楽しめるようになっています。

だい
旅行先のホテルでマッサージを頼むなんて昔の自分だったら考えられませんでしたが,今はそういう予算設定をしているので躊躇なくお金を使えています。

でもよくよく考えたら,この考え方って企業では当たり前なんですよね。

各企業で自分たちの理念・目標があり,事業計画があり,そのために必要なところに予算と人員を配置し・・・って。

言われてみて何で家計にはこの考え方が取り入れられていないのか,とても不思議に思いました。

特別支出の設定

特別支出とは,毎月はかからないけど年のどこかで必要となる費用のことを指します。

だい
年払いの保険料とか,お歳暮・お中元だったり税金などですね。

正しい家計管理では支出を「管理可能支出(いわゆる生活費)」「管理不能支出(いわゆる固定費)」「特別支出」に分類して管理していきます。

家計管理をする上でこの特別支出をどう位置付けるかは非常に大事な問題です。

特別支出は1件が比較的大きい金額になることが多く,その月の予算の中では賄いきれません。

だい
今月は自動車税があった!35000円・・・あぁ予算オーバーや・・・

この扱いが面倒になって家計管理に挫折する方もいます。

なので特別支出として毎月の生活費とは区別をして管理方法を考えるようにしているわけです。

そして扱いづらさ以上に問題なのが毎月は発生しないので把握がしづらく使いすぎてしまう傾向になることです。

ちゃんと計算してみるとわかるのですが,この特別支出はかなりの金額になります

集計してみて愕然としましたが,我が家の特別支出は100万円を突き抜けています。

だい
ひ,ひゃく!?

正しい家計管理では,年間の特別支出を予め全て洗い出し総額を12で割って各月の予算に組み込んでプールしていくという方法を採用しています。

特別支出プールのイメージ

こうすることで不定期に発生する特別支出を全体で平均化して管理をしやすくしています。

特別支出には1年間で必ず発生する費用もそうですが,自分のやりたいことも組み込んでいきます。

我が家は夫婦の趣味や家族旅行のお金なども特別支出として年間予算に組み込むようにしました。

資産総額を把握する

一般的な家計管理は

  1. 予算を設定して家計簿をつけます
  2. 節約して支出を抑えます
  3. 今月は予算内におさまって余剰金が出ました
  4. めでたしめでたし

で終わりなことが多いですが、正しい家計管理はそこから一歩踏み込んで、総資産の確認まで行います。

ノートを2冊使用して「予算と支出を記録するノート」と「資産状況を記録するノート」を作成します。

正しい家計管理で使う2冊のノート

このあたりは企業会計の色が濃く出ている気がしますね。

予算と支出が企業でいうところの損益計算書、資産状況が貸借対照表といったところでしょうか。

総資産の確認を行うことで,各月の収支のプラスマイナスを確認するだけではわかりづらい年間の資産の増減がわかりますし,資産の状況を一目で把握できることで「これだけ貯蓄できたから今年は〇〇しよう」とか「あといくら貯金すれば〇〇できるようになる」など今後の行動計画の指標にすることも可能です。

生活費(管理可能支出)は現金管理で費目分けは少なめに

正しい家計管理は生活費の管理を以下のように行うことを勧めています。

  • 生活費は現金で管理する
  • 生活費は袋分けで管理する
  • 袋分けの項目は行動計画を反映させできるだけ少なく5つ以内に

我が家はこの部分はアレンジして「袋分けとクレジットカードの併用」を試行中です。

クレジットカードのポイントもばかにならないので,何とかクレジットカードと正しい家計管理を組み合わせられないか模索中です。

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正しい家計管理のやり方

正しい家計管理はおおまかに3ステップで構成されています。

  1. 実態を把握する
  2. 予算を立てる
  3. 見直す

ノートを2冊用意してスタートです。

①実態を把握する

まず「資産状況を記録するノート」(財産目録と言っています)に現時点での全ての資産と負債を書き出します。

資産から負債を引いた額が今の純資産です。

これを増やしていくことが正しい家計管理の目標となります。

次に昨年1年間の支出を確認します。

これは次の1年の予算のベースとするために確認していきます。

我が家は幸い家計簿をつけることは続けていたので1年間の支出をまとめることは比較的簡単にできましたが、

だい
家計簿なんてつけてない、去年の支出なんてわかんない

という方もいると思います。

そういう方はまず1ヶ月家計簿をつけてみてひと月の家計のサイズ感を把握して、これを12倍しておおよその1年間の支出金額を計算してみましょう

そして1年間でかかった特別支出も計算します。

特別支出とは先ほども書きましたが、毎月はかからないけど何のどこかで必ずかかる費用のことです。

保険料、税金、会費類、誕生日や旅行などのイベント類など様々あると思います。

昨年1年間を振り返ってみてどのような支出があったか洗い出します。

②予算を立てる

ここが一番の重要ポイントです。

まずは収入予算を立てます。

昨年収入を参考に月給、ボーナス、臨時収入など1年間でどの程度収入を見込むかを考えます。

収入が増減して見込みが立ちづらい人はは少し少なめに収入を見積もります。

次に支出予算を組んでいきます。

まずは「管理不能支出」(いわゆる固定費)を考えます。

毎月必ず出ていく決まった金額の支出はどんなものがあるでしょうか。

  • 家賃
  • ローン
  • 保険料
  • 通信費 などなど

光熱費は毎月金額が変動すると思いますが,年の見込み額を12で割って固定費化して計上するのが楽ちんです。

正しい家計管理では「貯金」も管理不能支出に含めます

先取り貯金で確実に貯金できる仕組みにします。

林先生曰く「預金は義務」とのことです。

だい
ぐさっと刺さる一言です。。

「余ったら預金」では確実に資産が増えるシステムにはならない,ということですね。

そして特別支出の予算も作成していきます。

昨年の特別支出を考慮しながら,今年も発生するもの,今年に限って発生するものなど洗い出していきます。

  • 今年も発生するもの:保険料,税金など
  • 今年に限って発生するもの:旅行,家具家電,子供の行事など

特別支出はひとつの支出が大きいことがままあるので,可能な限り網羅的にすべてを洗い出すようにします。

算出した金額を12で割った金額が毎月プールしていくべき特別支出になります。

最後に毎月の収入から管理不能支出と特別支出を引いた額で「管理可能支出」(生活費)を考えていきます。

毎月の生活費を何にどのくらい使うかは個人の価値観が一番よく表れる部分だと思います。

自分(家族)が何に価値観・満足感を感じるのか,何をすることが幸せにつながるのか,自分の未来を思い描きながら,費目と予算を決めていきましょう。

我が家では

  • 生活費(以下に当てはまらない全て)
  • 娯楽費(外食やレジャー)
  • こども費(子どもに関する出費全般)
  • その他(医療費など毎月発生するとは限らないもの)
  • 通勤費

の5つに費目分けをしています。

娯楽費はお出かけしたり外食したりする際に

だい
ここで多く使っちゃうと生活費足りなくなるかなぁ

と生活費のことを気にしながらはいやだったので,ちゃんと費目を設けて予算を分けることにしました。

こども費はこどもに関する支出にいくらかかったかを将来集計するために費目分けをしています。

その他はいわば「予備費」的な扱いですね。通勤費は毎月かかるバス代なのですが毎月かかる金額はほぼ一定なので固定費化してもいいかなと最近考え始めています。

このほかは全て大雑把に「生活費」としています。

日用品費とかも分けることはできますが,分けたところで後で知りたい事項でもありませんし管理が面倒になるだけだと思ったので,まるっとまとめて「生活費」にしています。

③見直し

決めた予算にしたがってお金を使っていき,毎月締め日に集計作業を行っていきます。

財産目録は締め日時点の資産・負債を集計し,前月締め日からしっかり純資産が増えているかを確認します。

予算・支出の方のノートは,その月の支出実績を費目ごとに集計して予算内に収まらなかった場合のみ原因を分析していきます。収まった場合は特に何もしません。

そして半年を目途に予算を見直していきます。

一般的な家計管理は「使った支出が適正だったか」という観点ですが,正しい家計管理は「予算が適切だったか,価値あることに使えていたか」を検証し,費目や予算額を修正していきます。

まとめ

一般的な家計管理とはちょっと視点が違う「正しい家計管理」をご紹介させてもらいました。

家計管理は今後生活していくうえでずっと付き合っていかなければいけないテーマですし,我が家にとって最適な方法にたどりつくまでにまだまだ時間がかかりそうな気がしています。

そういった意味で正しい家計管理は自分にとっての価値観や楽しみを考えながら家計を考えていくので,長くお付き合いできるんじゃないかなと期待をしています。

今後,私がどのように正しい家計管理に取り組んでいったか,今現在どのようにしているかを少しずつまとめていきたいと思いますので,ご覧いただけるとうれしいです。

<正しい家計管理やってみたシリーズ>

【正しい家計管理やってみた①】30代家事夫が実践する「正しい家計管理」とは
→今ココ

【正しい家計管理やってみた②】口座とクレジットカードの整理でお金の流れをシステム化
→お金の流れを見える化して貯蓄用の口座と支出用の口座に整理!ネットバンクの活用で入出金・振込の手間も軽減!

【正しい家計管理やってみた③】たまにある大きな支出どう考える?特別支出を設定しよう!
→税金や年払いの保険料など毎月はないけどたまにドカンとくる支出をどのように管理していくかを解説!「月の家計」と「年の家計」を分けることがポイント!

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